はじめに
育児に仕事にと、めまぐるしい日々を過ごしていませんか?「何か新しいことを始めたいけど、なかなか一歩が踏み出せない…」そんなお気持ち、私も良くわかります。
そんな私たちに大きな勇気をくれる映画『風のマジム』を観てきました。この映画は、契約社員だった女性が<純沖縄産のラム酒>を作るため、社内ベンチャーを立ち上げる実話に基づいた物語です。
主人公のまじむは特別な才能があるわけではなく、本当に普通の女性。だからこそ、彼女のストーリーは私たちのような悩みを抱える父親に、たくさんのヒントを与えてくれます。
今回は、私が特に感じた「働くパパに思い出させてくれた3つの大切なこと」を、映画のレビューとしてお伝えします。この記事が、あなたの働き方やキャリアを見つめ直すきっかけになれば嬉しいです。
映画のあらすじ
主人公の伊波まじむ(伊藤沙莉)は、沖縄の通信会社で働く契約社員。簡単な業務をこなす日々に閉塞感を感じながらも、特に不満もなく過ごしていました。
そんなある日、社内でベンチャーコンクールが開催されることを知ったまじむは、<純沖縄産のラム酒>を作るプロジェクトを思いつきます。
一次審査に合格したまじむは、正社員への登用とベンチャー立ち上げのチャンスを掴みます。しかし、蒸留所の場所探しや醸造家との交渉、さらに地元住民の反対など、次々と困難が立ちはだかります。様々な壁にぶつかりながらも、まじむは周りの人々の力を借りて、夢の実現に向けてひたむきに進んでいく物語です。
映画『風のマジム』が教えてくれたこと3選
フットワークの軽さが、チャンスを呼び込む
まじむは「いいな」と思ったらすぐに行動します。単身で南大東島に渡り、商工会長や村長に直談判するなど、その行動力には驚かされます。
確かに、事業を進める上では慎重さも大切です。先輩にもたびたび注意されるほど、まじむの行動は大胆でした。しかし、このフットワークの軽さこそが、厳しい状況を打破する鍵になっていたのも事実です。
家族がいると色々なことを慎重に考えてしまいますが、「まずはやってみよう」という気持ちで、小さなことでも行動を起こしてみる。この映画は、そうした行動が新たなチャンスを掴むきっかけになることを教えてくれます。
理想を「きれいごと」で終わらせない
「事業化して会社に利益をもたらすためには、きれい事だけでは進まない」というのは、主人公の先輩・糸数(シシド・カフカ)の考えの根底にあります。それは非常に現実的で、多くの企業が持つ考え方でしょう。
それでもまじむは、「沖縄のサトウキビでラム酒を作りたい」「醸造家は真剣にお酒造りに向き合ってくれる人にお願いしたい」という理想を曲げません。それ故に糸数とも何度か対立しますが、最終的にその強い想いが、本当に得たかった条件を叶えることとなります。
日々の仕事や育児に追われると、どうしても現実的な選択をせざるを得ない場面が多くなります。しかし、この映画は、自分が求める理想を強く持ち続ける気持ちこそが、状況を変える原動力になることを教えてくれます。
「誰かを犠牲にしない」みんなで成功する道を選ぶ
まじむは、誰かを打ち負かしてプロジェクトを成功させようとはしません。むしろ、自分の想いを真摯に伝え、理解して欲しい人には頭を下げ、協力を求めます。
そんな彼女のひたむきな姿勢に、様々な立場の人が共感し、夢を託し、協力してくれるようになります。
日々、育児にも仕事にも追われると、どうしても自分のことばかりにフォーカスしてしまいがちです。しかし、育児も仕事も「みんなで成し遂げる」という気持ちで、温かい関係性を築いていくことが、両立を成功させる上で何より重要なのではないでしょうか。
まとめ
映画『風のマジム』から、働くパパに大切なこと3つをお伝えしました。
主人公のまじむが教えてくれたのは、「行動すること」「理想を諦めないこと」「みんなを巻き込むこと」の大切さです。これらは、仕事だけでなく育児にも通じる、とても大切なマインドだと感じました。
育児と仕事の両立に悩んでいる方、自分のキャリアに漠然とした不安を抱えている方に、ぜひ見てほしい作品です。忙しい日々のリフレッシュも兼ねて、あなたもこの心温まる物語に触れてみませんか。
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